柳景ばあば の ほんわかブログ

習字教室の話や、子育て時代のこと、暮らしの中の出来事などなど. ほんわか記録します♡

🌷子供のためのお習字道具選び

(画像:4歳児が書いた作品・カタツムリ!?)

春ですね。

子供の進学・進級に、パパママも気ぜわしい季節。

ご心労お察しいたします。

多くの小学校が3年生くらいから、お習字の授業が始まります。

どんな習字道具を選んだらいいの?という質問がありました。

ご参考になさっていただければ幸いです。

 

🌸ポイント1⇒ 子供が持ち運びしやすい重さ

 

本格的な石硯や文鎮は重くて、子供が学校に持っていくのに苦労します。

市販の習字セットには、プラスチック製などの軽量な硯が入っていますので

墨汁しか使わない学校では、それで充分かと。

ただし、固形の墨を擦って書く場合には、石硯かセラミック硯をお勧めします。

 

🌸ポイント2⇒ 習字バッグ・道具について

 

子供の気に入ったおしゃれな物を選ぶのも、テンションをあげるにはいいのですが、

教室のママたちの意見としては、シンプルで飽きがこないものが一番とのことでした。

 

1)習字セットのバッグには、ソフトケースやハードケースがあります。

使い勝手からいうと、私的にはハードケース(バッグ)をお勧めします。

中に入れた半紙や手本をはさんでも、クシャクシャになりにくいかと。('ω')ノ

しかも、バッグを丸ごとオープンできるものは片付け易いと思います。

 

(生徒さんの声)「なんか上手い子が持つ道具って感じ!」だそうです。

ちょっと笑っちゃいました。

お勧めを探してみました。興味のある方はご覧ください。

 

 

2)筆について

習字セットを購入されたら、まずは太筆を確認してみてください。

一般的なセットの太筆は、低学年には筆穂(墨をつける毛の部分)が少し細い気がします。

(太筆3号 中峰 半紙2文字~4文字用)という説明書きがあっても

商品によって、筆穂の太さ長さが違います。

 

特に低学年の子供が、半紙2文字のひらがなを書くには

太い線が出ないと迫力が出せず、教室の後ろに展示されたときに

せっかくの作品の見栄えがイマイチなんです。

==低学年は、元気な文字が決め手!== (^_-)-☆

 

筆だけ別に買うのはもったいない!と思われるかもですが、

細めの筆は、高学年(半紙4文字くらい)になってから使えますので

どうか捨てないで。(絵具用に使う手もあります)

 

筆の材質は、兼毛筆お勧めです。

(茶色くて羊毛とイタチ毛または馬毛などを混ぜてあるもの)

真っ白の筆(羊毛)は、行書・草書に使われることが多く、

弾力が少ないので初心者は筆遣いに苦労するかもです。

 

うちの教室で勧めていた太筆は

穂径=10~12ミリくらい

穂長=46~50ミリくらい

兼毛筆(羊毛+イタチ毛)

価格にして1000円前後でした。

 

🌻生徒さんが話してくれたこと。

学校で、はじめて習字の授業を受けたとき

先生から

「お習字習っていない人~!前においで~!」

と呼ばれ、5~6人の生徒が教壇の方へ行ったそうです。

そこで、道具の並べ方・筆の持ち方などの特別講義をうけたとのこと。

それが恥ずかしかったので、うちの教室に通うようになったと。

生徒さんは、はじめ口を尖らせて話していましたが

私が

「わー!!その先生すごいねー!」

と感激したら、生徒さんはキョトンした顔。

たぶん先生は

習字教室に通っている子は、そこの教室のやり方があるので、迷わないように細かくは触れず

全くの初心者にはキチンと教えるという考え方なんだと思ったのです。

受け取り方は様々だと思いますが、私はその先生に拍手を贈りたいです。