こんにちは。ばあばです。
新しい世界に飛び込んだ子供たちも
少しずつ新しい悩みも出て、
立ち向かいながら成長しているようですね。
先日は、上級生のお姉ちゃんに手を引かれて
大きな真新しいランドセルを背負い
泣きながら登校している1年生を見かけました。
なにがあったのかな。
がんばって~!と声をかけたくなった場面でした。
《教室の記録》
先日、ウチの教室の卒業生Sちゃんが遊びにきました。
高校の特進クラスに入学し書道部に所属。
中途半端が嫌いな頑張り屋さん。ダイジョブかい?
書道部の顧問の先生から
「お前の文字は習字だ!書道ではない!」
と ダメ出しを受け自信喪失してしまった彼女なのでした。
大人になるにつれ、習字から書道へ課題の難易度が上がっていきます。
小中学生は、習字(書写)として正しく美しい文字を勉強しますが
高校生の書道となると、芸術性や個性が求められます。
それも基本が出来ていてこそですが。
Sちゃんは、小学1年生から習字を続けてきた【書ける子】なので
顧問の先生も、彼女の底力を見抜いてのダメ出しだったのだと思います。
というわけで、芸術性を加えるポイントを少し話しました。
・文字の意味や、求めるイメージ(メッセージ)によって字形を考える
・線のメリハリはもちろん、紙の余白も作品の一部として、魅せる作品に仕上げる
漠然としてて理解し難いかもしれないけれど
絵も、書も、写真も、料理も、建築も、ガーデニングも、
その他諸々すべて、バランスが大事。
それを極めた人が、その道のプロフェッショナルなんだと思うのです。
彼女は、小首を傾げながら真剣に話を聞いてくれました。
帰る時には「私、頑張るからね。センセー期待しててね。また、話し聞いてね。」と、
元気な笑顔を見せてくれました。
その後しばらくして、とある公募の題字として
「優秀賞」に選ばれたとの連絡がありました。
おめでとう!がんばったねー!
継続と努力が、いつか必ず実を結ぶこと、
実は、今の自分に一番必要な言葉かも。
心に迷いがある自分を再認識させられた日でした。