柳景ばあば の ほんわかブログ

暮らしの中の出来事、趣味の話などなど. ほんわか記録します♡

🌷習字と書道 何が違うの?

こんにちは。ばあばです。

(和歌:紀友則 『古今集』より)

 

新しい世界に飛び込んだ子供たちも

少しずつ新しい悩みも出て、

立ち向かいながら成長しているようですね。

先日は、上級生のお姉ちゃんに手を引かれて

大きな真新しいランドセルを背負い

泣きながら登校している1年生を見かけました。

なにがあったのかな。

がんばって~!と声をかけたくなった場面でした。

 

《教室の記録》

先日、ウチの教室の卒業生Sちゃんが遊びにきました。

高校の特進クラスに入学し書道部に所属。

中途半端が嫌いな頑張り屋さん。ダイジョブかい?

 

書道部の顧問の先生から

「お前の文字は習字だ!書道ではない!」

と ダメ出しを受け自信喪失してしまった彼女なのでした。

 

大人になるにつれ、習字から書道へ課題の難易度が上がっていきます。

小中学生は、習字(書写)として正しく美しい文字を勉強しますが

高校生の書道となると、芸術性や個性が求められます。

それも基本が出来ていてこそですが。

 

Sちゃんは、小学1年生から習字を続けてきた【書ける子】なので

顧問の先生も、彼女の底力を見抜いてのダメ出しだったのだと思います。

 

というわけで、芸術性を加えるポイントを少し話しました。

 

・文字の意味や、求めるイメージ(メッセージ)によって字形を考える

・線のメリハリはもちろん、紙の余白も作品の一部として、魅せる作品に仕上げる

 

漠然としてて理解し難いかもしれないけれど

絵も、書も、写真も、料理も、建築も、ガーデニングも、

その他諸々すべて、バランスが大事

それを極めた人が、その道のプロフェッショナルなんだと思うのです。

 

彼女は、小首を傾げながら真剣に話を聞いてくれました。

帰る時には「私、頑張るからね。センセー期待しててね。また、話し聞いてね。」と、

元気な笑顔を見せてくれました。

 

その後しばらくして、とある公募の題字として

「優秀賞」に選ばれたとの連絡がありました。

おめでとう!がんばったねー!

 

継続と努力が、いつか必ず実を結ぶこと、

実は、今の自分に一番必要な言葉かも。

心に迷いがある自分を再認識させられた日でした。